2リットルの下剤を飲まない大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
2019年12月24日
札幌の大腸カメラなら、「札幌北円山内科・内視鏡クリニック」です。
精度の高い大腸カメラを行う前には、大腸の便をきれいに洗い流す必要があります。そのために約2リットルの下剤を飲まなければなりません。
この大量の下剤を飲むのが大変だ、全部飲めない、吐いてしまった、味が嫌だなどの声が多数あります。
大腸カメラはつらくなかったけど、もうあの大量の下剤は飲みたくないから大腸カメラはやりたくないと言われる方も少なくありません。
このような方のために大量の下剤を飲まないで大腸内視鏡検査を行う方法があります。
まず胃カメラを行います。当クリニックでは極細の鼻からの胃カメラを採用しており、苦痛が少ない検査が可能です。眠っている間に行うこともできます。胃カメラで胃、十二指腸を観察後に、内視鏡を通して約800mlの下剤を約15分かけて十二指腸から注入します。普通に下剤を飲むと、まず胃に下剤がたまり、それから徐々に十二指腸へと流れますが、この方法では十二指腸に直接下剤が入るため、早く便がきれいになり時間の短縮にもなります。また下剤を飲んだ場合よりも排便回数が少なく、肛門への負担が軽減されます。胃カメラ、大腸カメラが1日で終了するので、仕事が忙しい方にも向いているかもしれません。
実際に大腸カメラで観察すると、2リットルの下剤を飲んだ方よりも胃カメラで1リットル注入した方のほうが大腸の中がきれいに洗浄されていました。きれいなほうがポリープなどもよく見えるため、質の高い大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)にもつながります。
2リットルの下剤なし大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を経験した方は、ほとんどの方が次回も下剤なしでの検査を希望されています。
現在は、60歳未満で便秘のない方に限定しておりますが、札幌北円山内科・内視鏡クリニックでは、2リットルの下剤なし大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)を行っています。北海道ではまだ導入している施設が少ない検査方法です。健康診断で便潜血陽性の方、大腸ポリープを指摘されたことがある方、便がすっきり出ない方など、検査をご希望の方は気軽ご相談ください。
札幌北円山内科・内視鏡クリニックでは、可能な限り苦痛の少ない大腸カメラを皆様に受けていただけるよう、今後も工夫を続けて参ります。
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山本文泰 院長
大学病院や道内基幹病院などで数多くの消化器内視鏡検査治療を経験。2019年10月より「札幌北円山内科・内視鏡クリニック」院長就任。医院名:札幌北円山内科・内視鏡クリニック
所在地: 〒063-0801 北海道札幌市西区二十四軒1条5丁目1−34 メディカルスクエア北円山 2F