こんな症状はありませんか?
- 胸やけ、のどのつかえ感や痛み、吐き気、吐血
- 食欲がない、体重が減る、貧血
- みぞおちが痛い、右肋骨下が痛い
- 下腹部が痛い、お腹が張る
- 下痢、便秘、便が細い、黒い便、血便、
肛門からの出血
当院の診療
検査について
胃カメラで発見できる主な病気
- ●逆流性食道炎
-
病態 胃酸が食道に逆流して食道の粘膜がただれる病気です。 症状 胸やけ、酸っぱいものが上がってくる、のどの違和感、せき、げっぷなど。 検査 内視鏡検査で食道と胃のつなぎ目の部分の荒れ具合を診ます。 治療 胃酸を抑える薬などを使います。逆流性食道炎が長く続くと、食道がんの原因になることがありますので、早期の治療が望ましいです。
- ●ピロリ菌感染による胃炎
-
病態 ピロリ菌が胃に感染すると、長い年月を経て萎縮性胃炎となります。萎縮性胃炎が進行すると胃がんになりやすくなります。 症状 特にありません。 検査 内視鏡検査で萎縮性胃炎があれば、ピロリ菌検査を行います。 治療 ピロリ菌がいれば、お薬を1週間飲んで除菌します。
1~2か月後に除菌成果を判定します。
80~90%が除菌成功となりますが、失敗なら2次除菌を行います。
- ●胃ポリープ
-
病態 胃のポリープには、胃底腺ポリープ、過形成性ポリープ、腺腫などがあります。
このうち腺腫はがんに移行する可能性が高いので、内視鏡で切除が望ましいです。症状 特にありません。 検査 内視鏡検査でポリープを観察して、どのタイプのポリープなのか見極めます。
必要であれば、特殊光を使って観察したり、組織を採取して詳しく調べたり(生検)することもあります。治療 腺腫と診断されれば内視鏡で切除します。
- ●胃かいよう、十二指腸かいよう
-
病態 ピロリ菌、痛み止めの薬、ストレスなどが原因で起こります。 症状 上部腹痛を感じることが多く、また、かいようから出血すると黒色便、吐血、貧血などが起こることもあります。 検査 内視鏡検査で診断します。
出血していれば止血処置を行います。治療 ピロリ菌がいれば除菌します。
ピロリ菌がいなければ、胃酸を抑える薬などで治療します。
- ●機能性ディスペプシア
-
病態 内視鏡検査などで異常がないにも関わらず、慢性的に上腹部痛や胃もたれ感などの症状が起きる疾患です。 症状 上腹部痛、食後腹部膨満感などがあります。 検査 胃カメラで異常がないことを確認する必要があります。 治療 胃酸を抑える薬や消化管運動改善薬で治療します。
大腸カメラで発見できる主な病気
- ●大腸ポリープ
-
病態 大腸のポリープには、過形成性ポリープ、腺腫などがあります。
このうち腺腫はがんに移行する可能性が高いので、内視鏡で切除が望ましいです。症状 特にありません。 検査 内視鏡検査でポリープを観察して、どのタイプのポリープなのか見極めます。
必要であれば、特殊光を使って観察します。治療 腺腫と診断されれば内視鏡で切除します。
- ●過敏性腸症候群
-
病態 内視鏡検査などで異常がないにも関わらず、腹痛と便通異常(下痢、便秘など)が持続します。 症状 繰り返す腹痛と便通異常(下痢、便秘など)。 検査 大腸カメラで異常がないことを確認します。 治療 下痢型、便秘型でそれぞれに合った薬を処方します。
- ●炎症性腸疾患
(潰瘍性大腸炎、クローン病) -
病態 消化管(大腸など)の慢性炎症を主体とする原因不明の難治性疾患です。 症状 腹痛、下痢、血便など。 検査 大腸カメラなどで診断します。 治療 メサラジンやステロイドなどの抗炎症薬を使用します。
- ●虚血性大腸炎
-
病態 動脈硬化のある人が、便秘や排便時のいきみによる腸管内圧上昇をきっかけに発症します。 症状 左下腹部痛、血便など。 検査 大腸カメラで下行結腸~S状結腸に縦方向に走る浅い潰瘍がみられます。 治療 絶食、点滴など。
- ●大腸憩室症
-
病態 大腸壁の一部が袋状に外側に突出したもの。 症状 ほとんどは無症状ですが、合併症として憩室出血と憩室炎があります。 検査 大腸カメラで偶然発見されることが多いです。 治療 憩室出血の場合は大腸カメラで止血。憩室炎の場合は絶食、点滴など。
その他主な消化器疾患
- ●便秘
-
便秘で悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
便秘には食生活や生活習慣の改善が大事です。しかし頑固な便秘にはお薬が必要です。
便秘の薬は開発が遅れていましたが、ここ数年新しい薬がたくさん開発され、便秘の種類に合った薬を処方できるようになりましたので、ぜひご相談ください。
- ●肝臓の病気
-
脂肪肝
肥満に伴う内臓脂肪の一つとして、脂肪肝があります。
お酒を飲まない人でも、脂肪肝であれば肝硬変に進行することがあると、最近わかってきております。
- ●胆のうの病気
-
胆石
痛みがなければ、エコー検査でがんなどの合併がないことを確認した上で経過観察となります。
痛みがあれば手術になることもあります。
胆のうポリープ エコー検査を行い、小さいポリープは経過観察となることが多いです。
大きさが1㎝を超える場合は手術をすることもあります。