色でわかる!健康になれる野菜の栄養効果(生活習慣病予防)
皆さん、こんにちは。
札幌市西区二十四軒にある、札幌北円山内科・内視鏡クリニックです。
病気を予防するためには、栄養バランスの取れた毎日の食事が大切です。
食事からパワーを得て、病気にならないよう心身のポテンシャルを高めましょう。
そこで、注目していただきたいのが、野菜の色です。
野菜には、太陽の紫外線といった自然界の脅威から身を守り、生き抜くためのパワーが備わっています。
赤いトマト、緑のブロッコリー、橙のかぼちゃ、紫のなす、黄色のレモン、黒いゴボウ、白のニンニクなど、それぞれの色が秘められた野菜のパワーを現しているのです。
ここでは野菜の色にどんな力が備わっているのかを、紹介したいと思います。
トマトの栄養は非常に優れていて、野菜のエース的な存在ともいえます。
「トマトのある家に病なし」ということわざがあるほど、その効能の万能さが古くから伝承されています。
それもそのはず。トマトにはあらゆるビタミン・ミネラルが含まれていて、さらに赤色成分のリコピンには、非常に高い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にも大いに期待が寄せられています。
冷やしても加熱してもおいしいですし、効率よく栄養成分を摂取できますので、ぜひ毎日の食事メニューに採り入れたい野菜です。
緑色成分のクロロフィルには、血流を促進し、血栓や動脈硬化を予防する作用があるといわれています。
ビタミンCは、ほうれん草の3倍以上も含まれているという優れもの。
豊富なビタミンB1は、アリシンと一緒に摂ると糖質のエネルギー代謝を促進し、疲労回復効果が期待できます。アリシンが含まれるニンニクと一緒にサッと炒めて食べてもいいですね。
ゴボウを切ると変色するため酢水などでアク抜きをしますが、そのアクが黒色成分のクロロゲン酸。非常に高い抗酸化用をもっています。 そのため、あまりアクを抜き過ぎないで、黒さを楽しみながら食べるようにしたいところです。
ゴボウには、モッコラクトンという発ガン抑制成分も含まれています。
質の良い食物繊維がたっぷりなので、腸の働きを活性化させ便秘の改善にもおすすめなので、積極的に摂りたい食材といえます。
今回は、代表的な赤・緑・黒の野菜について紹介しました。
野菜たっぷり、魚や肉を少し、炭水化物は控えめに、栄養バランスの取れた食事で、健康を維持していきましょう。
札幌北円山内科・内視鏡クリニックでは、病気を予防する食生活についても指導しています。
「食事が大事だというけれど、具体的に何に気をつければいいかわからない」という方は、いつでもご相談ください。

山本文泰 院長
大学病院や道内基幹病院などで数多くの消化器内視鏡検査治療を経験。2019年10月より「札幌北円山内科・内視鏡クリニック」院長就任。医院名:札幌北円山内科・内視鏡クリニック
所在地: 〒063-0801 北海道札幌市西区二十四軒1条5丁目1−34 メディカルスクエア北円山 2F