食べて予防!ビタミンエースは身体のスカベンジャー(掃除屋)
皆さん、こんにちは。
札幌市西区二十四軒にある、札幌北円山内科・内視鏡クリニックです。
これからの秋冬シーズン、コロナ禍での生活で心身ともにストレスがたまる人が増えることでしょう。
ストレスがたまると、食べ過ぎ、飲みすぎ、睡眠不足など、生活習慣が乱れやすくなります。
生活習慣が乱れると、身体の中には活性酸素が増えていきます。
活性酸素が増えると、細胞膜や血管をサビつかせ、がんや動脈硬化や生活習慣病など、さまざまな疾患へとつながるリスクが高まります。
「活性酸素をなんとかしなければ…!」というわけで、いよいよ食べて病気の元を排除する「スカベンジャー(掃除屋)」と呼ばれるビタミンエースの登場です。
ビタミンエース(ACE)とは、まるで戦隊ヒーローのような名前ですが、β―カロテン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEの抗酸化3大ビタミンのこと。
活性酸素に対して、抗酸化作用を発揮し、ウイルスや細菌の体内侵入を防ぎ、身体の中の敵を退治。サビついた細胞の修復を助けます。
活性酸素という敵をやっつけて片付けるため、スカベンジャー(掃除屋)と呼ばれているのです。
●スカベンジャー1号「β―カロテン(ビタミンA)」
ニンジン、かぼちゃ、ホウレンソウ、ニラ、ブロッコリー、ピーマン、小松菜などの緑黄色野菜。鰻の蒲焼、銀タラ、アナゴなどの魚類。
●スカベンジャー2号「ビタミンC」
赤ピーマン、トマト、ブロッコリー、カリフラワーなどの新鮮な旬の野菜。柿、キウイフルーツ、いちごなど季節の果物。さつまいも、じゃがいもなどのイモ類。
●スカベンジャー3号「ビタミンE」
アーモンド、くるみなどのナッツ類、胚芽米、ニジマス、サケ、サバ、サンマ、鰻などの魚類。かぼちゃ、モロヘイヤ、赤ピーマン、ニラ、小松菜などの緑黄色野菜。
抗酸化パワーを高めるためには、1つの食品だけに偏って摂っても意味がありません。
抗酸化パワーが備わった食品は、多種類を組み合わせて摂取することで、さらに効果を発揮します。
少量を多種類、摂取することが効果的です。
肉、魚、牛乳、乳製品、緑黄色野菜、淡色野菜、くだもの、穀類、イモ類、油脂など、まんべんなく、塩分は控えめに摂取することを心がけ、栄養バランスの取れた食事を摂りましょう。
山本文泰 院長
大学病院や道内基幹病院などで数多くの消化器内視鏡検査治療を経験。2019年10月より「札幌北円山内科・内視鏡クリニック」院長就任。医院名:札幌北円山内科・内視鏡クリニック
所在地: 〒063-0801 北海道札幌市西区二十四軒1条5丁目1−34 メディカルスクエア北円山 2F